Again -もう一度恋して-
「私が槇田かすみさんと颯ちゃんが一緒に居るところを見たいと思うの?
二人が仲良く居るところに平気で、居られるほど強くないんだよ。
弟なら、それくらい察してよ」
「はぁー……颯太さんが、その槇田って女と婚約するなんて本当に思ってるんじゃないよなぁ?」
「……もしかして、婚約は別の人に代わったの?」
「颯太さんが誰と婚約するかは自分で確かめたら」
颯ちゃんの婚約者が他の人に代わったんだとしても、同じ事だ。
もう、ここには居られない。
直ぐにここから出て行こう。
「逃げるつもりじゃないよな?」
斗真にガシッと腕を掴まれた。