Again -もう一度恋して-
社長が仕事をしているのに社員の私がこんなところにぼんやりと立っていても大丈夫だろうか?
かといって私に手伝えるはずもない。とりあえず待っているしかない。
「どうしたの?突っ立ってないで座れば?」
「社長が仕事をしているのに座っているなんて良くないから立って待ってます」
ほんとはここいいるのも、どうかと思っているのに……。
「立っていられると気が散るんだけどな……」
「それなら秘書室で待ってます」
「ダメだ!!
ここに、いるんだ」
強い口調に驚いて社長室を出て行こうとした足は止まってしまった。
颯ちゃん……?
そんな切羽つまったような顔をして……
帰るなんて行ってないよ。