Again -もう一度恋して-

違うのに……。

「違います。颯ちゃんは婚約者なんかじゃなくて幼馴染みなんです……」


焦って何だか言い訳しているような気がしてきた。


「悪いけど、帰るよ」


「中林さん待って―――」


中林さんは、顔を強張らせたまま行ってしまった。
どうしよう……中林さんに嫌な思いをさせてしまったかもしれない。


「颯ちゃん、何で婚約者なんて嘘なんてついたの?」


私の質問には答えてくれず無言で腕を掴み車まで来ると車の後部座席に押し込まれてしまった。


「颯ちゃん」


「早く出してくれ」


隣に乗り込んだ、颯ちゃんは直ぐに車を出すように指示し車は動き出してしまった。



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