キミコイ?


汗が俺の身体をつたう


その姿をただじっと追う


振り返れ…と、真に願いながら


綺麗なロングヘアを揺らしながら可憐に歩くその人


ふと振り返った瞬間、顔をとらえた


俺の中で何かがドクンと跳ねた


その瞬間、つい驚きで席を立ってしまい、周りにいた美柚達は驚いていた


「零央…?どうかしたの?」


「いや…なんでもない…」


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