【BL】俺の好きな奴





ん?ってことは…

「俺とマサって…今両想いってことだよな…」

「そうだね、しかも小学校の時から」





俺はまたマサを抱き締めた

今度はさっきよりも強く


「嬉しい……すげぇ嬉しい!」


「……フッ…かず君って馬鹿だね…」


「……へ?なんで?」


「だってかず君、さっきから俺好きって言ってるのに片想い歴がどーのって…相変わらずの馬鹿だなぁって」

相変わらずの馬鹿…?


「……あのさマサ、相変わらずって?」


「ん?それは…」

マサが俺の耳元に口を近づけ、囁くように


「中学の時にかず君が俺に告白した時確かに“冗談だろ?”って言ったけど、その後に俺も好きって言ったんだよ?なのに覚えてないでまた告白するってことはあの時そこまで聞いてなかったってことでしょ?だから相変わらずの馬鹿って――」



嘘…


「マジで…?」


「うん、マジで……」


―――チュッ


マサは返事をしたと同時にキスをしてきた








< 21 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop