君に出会った月曜日
私たち六年生の女子難関クラスは、前の六年生の最難関クラスが使っていた教室を使っている。


そう、彼が使っていた教室を、今、私たちが使っているんだ。


彼が使っていた席を、私は今も覚えてる。


問題を解くシャーペンを止め、私は彼がかつて座っていた席を見た。


もう、彼はいないとわかっているのに。


もう、彼は来ないとわかっているのに。


まだ、彼との思い出が私の中で輝いている。


あの席で毎日のように見た、彼の笑顔が鮮明に蘇ってくる。


こんなにも、私は彼を想っているのに。


なぜ、想えば想うほど遠ざかるの?


彼は一体、どこに行ってしまったんだろうーー




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