少女を拾いました。





「・・・寒い…」

里沙はボソッと呟いた

「あっ…そっか…」

ずっとあの寒さの中、薄着だったからな…

そういや服どうすんだ?
取り合えず俺の服貸しとくか?
まぁそれは後にして…

「ご飯にする?お風呂にする?それとも…」

「・・・・・・・」

「ごめんなさい…ふざけました。」

「・・・・・・・・お風呂・・・入る…」

「え…」

「・・・・」

里沙は真顔でじっと見つめてくる

「お、OK!
もう沸いてっから入ってきていいよ!」

「・・・」

「そこの廊下を右に曲がったとこに
あるから」

「・・・」

里沙は小さくうなずいき
洗面所に向かった

パタン…

扉が閉まると何故か急に全身の力が
抜けた…

「はぁ…」

これからやってけるかな?

あっ服を用意しないと…


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