大好きでも大嫌い
僕、君に会う為に産まれて来た
僕そんなに君に悪い事してたかな・・・

あんなに形相変えて怒ったりして

本当はね・・・構って欲しかったんだ

決して君の事嫌いだからやったんじゃないんだ

そうしたら君が振り向いてくれると思ったんだ

だけど今日はいつもと違って君がそばにいる

昔はもっとたくさん一緒にいたね

一緒に川沿いを歩いた日も

誕生日にお祝いした時もいつも一緒

だけどいつの日から僕は君にとって邪魔者になった

僕は何も変わらない

君がそばにいない時は他の人が側にいたけど

僕はいつでも君が帰ってくる事を考えてた

だけど君が帰ってきたとき僕はもうあの時の僕じゃなかった

知ってるよ

君がいない間に僕の側にいた人に話した事を

僕があまり長くないから側にいさせてといったことを

僕ね、嬉しかったよ

本当は君がいない間、すごく苦しかったんだ

だから君が来てくれて本当に嬉しかった

君の住む街へ僕は君と一緒に行った

新しい家で君が帰ってくるのを今か、今かと待ってた

そんな時間がすごく嬉しくて

君が帰ってくるともっと嬉しくなった

でもね、もう僕には時間がなかったんだ

最後に君の姿を見れて本当に嬉しかったんだ

だからホッとしてもう疲れちゃったんだ。。。

泣かないで、もう大丈夫だから

僕はいつかまた君に会うだろうから寂しくないんだ

その時はまた叱っていいからまた遊ぼうね

そして一緒にいようね

いじわるばかりしてごめんなさい

だけどね

僕の飼い主が君だった事一生忘れないよ

次会うまで少し眠っておくよ

それまでどうか忘れないでね・・・



end




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