女神の纏足

正体



翌日


目を覚ますと眼と鼻の先にある、男の首筋 


「っ!」


背中に回る腕を直接肌で感じる



何も纏っていない状況に、昨日の記憶が蘇る


昨日、私ユニ様と…



蘇る甘い記憶に思わず赤面していると、私を覆っていた体がもぞもぞと動き始める


「ん…」


ボーッとこちらを見つめるユニ様



「ん、はよ」


そう言うと、また私を抱き込めて眠ろうとするユニ様



それを見ていて思い出した


寝起きのユニ様は、尋常じゃなく低血圧だということを




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