女神の纏足
物心ついた時には既に母親というものはいなかった。それに疑問を抱いたこともなかった。
自分が普通でないということに気付いたのはいつだっただろう
私は物心ついた時から屋敷の中から出たことがなかった
それどころか、屋敷の従者と父以外と会ったことすらなかった
屋敷に客人が来れば、地下の部屋で一人遊び。出ようものならすごい剣幕で怒られた。
外の世界に興味はあったけど、怒こられるのがいやで幼い私は興味を捨てた。
なぜ、外に出てはいけなかったのか今でも分からない。