白いジャージとオレンジジュース





徳田は、放課後に俺の元にきて、1時間以上話してくれた。



お父さんもお母さんも大好きだから離婚はして欲しくないんだと。



でも、このままじゃ絶対に離婚する。


それが嫌だとまた泣いた。




暴力を振るうお父さんだけどお酒を飲んでいない時は優しいんだと徳田は言った。



お酒って怖い。



そんなにも人を変えてしまうんだ。





徳田も何度か殴られたことがあると言っていた。



それでも、お父さんと一緒にいたいと思う。



それが親子なのか。






「いつでもまた来い。辛くなる前に話しに来いよ」




「ありがとう。先生」





少し笑顔になった徳田だったが、廊下を歩く後ろ姿を見ていると、とても寂しそうだった。





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