白いジャージとオレンジジュース
甘かった。
家の前で待っていた男性は、とても酒臭かった。
徳田の父親だ。
いきなり、俺に向かって怒鳴り始めた。
ろれつが回っていなくて、よく聞き取れなかった。
だが、俺達教師への不信感や不満を数分にわたり、ぶつけてきた。
「明日、出直してきていいですか?お酒を飲んでいない状態でお話させていただきたいので」
俺がそう言うと、徳田の父親はまだ怒鳴り始めた。
「何だと?お前ら教師に用はねぇんだよ」