恋するラジオ体操
「自販機、あったよな?
ん~、何にしよ。
ペプシは、気分じゃない。
コーヒー、ってのもなぁ……」

俺は、公園に向かってた。
神社の帰りに、急にのどが乾いたから。
替え歌なんかあるから、調子狂うんだよな~。


「あったやん♪
ライフガード、当たれ~」



ピピピピッ


~ 776 ~
ザンネンでした
またドウゾ

「もうチョイだが~」
クジ付きの自販機って、当たるんかな?
ホント。





「おはよ~、詩織~。
………………」

ん、あれって、アズサ?
じゃあ、隣は詩織なのか。


公園の向こう側を見た
俺は、
小学生たちに囲まれる、アズサと詩織を、意識した。

「へぇ、意外~。
優しいとこ、あんじゃん。
あいつら、朝早いんだな」


しばらくすると、
ラジオ体操の曲が流れる。


「ラジオ体操」
「はじめました……か」

ふ~ん、使えるかも♪



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