Endless holiday
「まぁいいけど、後で泣きついてきてもしらないからね」


星花が少し冷たい言い方をしたので、ちょっとだけ焦った。


料理が運ばれてきたので、食べ始める。


「美味しいねぇ」


さっきの冷たい表情とは一転、目を輝かせる星花に、また一瞬ドキッとしてしまった。


すぐに杏奈を横目で見ると、また目が合って、すぐに杏奈が視線を逸らす。


これって絶対気があるんじゃないのか?

そんな風に思ってしまうけど、ぬか喜びになりそうだから、あえて歓ばないように自分自身に言い聞かせた。

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