Endless holiday
何だかんだと他愛もない話しをしていたら、あっという間に二時間が過ぎていて、みんなが昼食をとりにやってきた。



「あれ? 絵里菜探したんだぞ」


大輔が絵里菜に詰め寄る。


「何よ。トイレに行くって言ったでしょ」


「言ったけど、こんなに長く帰ってこないと思わないじゃん」


「知らないわよそんなこと。それより注文しましょう」


絵里菜はメニュー取った。



「何だよ~」


大輔が文句を言いながら、一騎を睨んでくる。


(睨まれてもなぁ……)

一騎にしてみれば、逆恨みされても困るのだ。別に大輔や淳と絵里菜を奪い合っているわけではないのだから……。

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