侍ヴァンパイア
変な感覚、、、なんかあったかいーーー



~~~~~~~~~~



一夜明けて、私達は出口を目指す事にした、、、



「かなり進んだけど、何にもないね。」


疲れが出てきた私は汗ダラダラなのに対し、キョウはとても涼しそうな顔をしてるーーー


「人間は不便だなーーー
おぶってやろーか?」

「嫌っ!!」

「早っ!!何でだよ?」

「また私のお尻叩くでしょ!!」

「あれ、まだ根にもってんの?」

「持つよっ!あんなの、人間界じゃあセクハラだかんね!?」

「俺は人間じゃねー!よってセクハラになんねー!だから、何してもいい!」


この人の言ってる事むちゃくちゃだ…


その時ーーー


ガサゴソと、草むらの中で何かが動くーーー



「何かいるっ!?」

「出てこいよ!ちっせーの

覗きが趣味なのか?」


キョウの言葉に反応するかの様に、
草むらがまた動いたーーー



そして、私達の目の前に優雅に舞い参上したのは、、、ネコ???じゃない…



ネコみたいな黄金の狐だーーー



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