侍ヴァンパイア
「この魔界では、神の組織と呼ばれている存在だ、、、



まぁ、君には関係のない話しさ、、、」




ニッコリ笑う彼は私の身体を軽く引き寄せる



「君の返事ーーー



私はいつまでも待っているよ」



ジリジリと、冷たく刺さるのはーーーメイド達の嫉妬の視線



さりげなく笑い、私は彼からそっと離れた




『色気がねー女』



偽物だと分かっていても、咄嗟に反応してしまう自分が憎いーーー



「うわぁ!ヤベー!マジそっくり!!」



ーーー



私がこうなってしまった理由ーーー



それは、窓の外で刀を振り回してる



ーーーアイツーーー



あれから驚く程に早く私もキョウも回復して…元気満タンな筈なんだけど…




私はーーー




あの日のキスが忘れられないでいた




ズルいよ、キョウーーー




自分だけ、なに食わぬ顔で、私一人舞い上がって…



何か、、、私だけ、、、馬鹿みたいじゃん




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