侍ヴァンパイア
人気のない海辺ーーー



波の音が、私のざわめく胸を癒して行くような気がしたーーー



『ね~君っ♪一人?


僕達と遊ぼ~よっ♪』



ナンパ?
ココナッツの甘ったるい匂いがするーーー

私この匂い、苦手だーーー


「これから帰りますから」


私の周りを取り囲む、3人の角??があるーーー男達ーーー


『へ~、どこに?』



どこって、、、私ーーー



帰るとこーーーないーーーやーーー



もうすぐ、キョウも居なくなるし



あれ??視界がグニャグニャするーーー


「気持ち…悪…い。。。」


男達がニヤリと笑うーーー



『やっと効いた、

お頭が呼んでるーーー急げ!!』



~~~~~~~~~~~



『ゆうなちゃんは、魂に色があるのは知ってる?』


「?お母さん、魂って見えないよ」


『ふふっ…そうね、見えないわね』


「じゃあ、わかんないよ」

『でもね、、、見えないからこそハッキリとここでわかるものなのよ』

胸に手を当てる母が微笑むーーー


「ゆうなもいつかわかるかな~魂の色♪」


『きっとーーーいつかねーーー』



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