侍ヴァンパイア
「迎えがきたみてー…。



またな



ゆうな」




ほっとしたように笑って、




ピクリとも動かなくなった、、、




様子がおかしいーーー




ゆっくりと胸に耳をあてた




心臓がーーー




動いていなかったーーー




「…。うそーーー



死なないって



俺は死ねないって



言ってたじゃないーーー」




『呪いが、解けたのですねーーー』




「レオ…。



キョウがね、、、



ふざけてるの



心臓…



聞こえないんだ




はは、、、何で?」




『キョウ殿とゆうな様には




複雑な呪いがかけられていた様ですーーー




それを解いた事で




死の呪縛から二人は、解放されたのではないかと…。』




淡々と語られる、さっきまでの出来事




あの夢は、、、ただの夢じゃなかったんだ




「私、キョウをーーー殺しちゃったーーー」




その時、小さな二人組が私達の前に現れた




彼等は、キョウのもとまでテクテク歩く



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