侍ヴァンパイア
おそろしい程、思いっきりーーー偶然にーーー



私達の行動がかぶっているーーー



『正式な花嫁にならなかったのはーーー


おそらく、ゆうな様が気を失っている間のキスだったからでしょうーーー
この不届き者めがっ!!』


バコっ!!!



『また不意討ちとは!!酷いぞ!!このヤロー!!』



「うっせ!!お前にどーこー言われる筋合いはねー!!こんのっ!エロ狐が!!」



私、、、仮とは言え、魔族の花嫁に、、、


なっちゃいました、、、


って事は……



「もしかして…、一生、キョウの、、、」



『いえいえ!ご安心をっ!!

その様な事は決してございません!!』



『仮の花嫁とは、名の通り、、、かりそめでありますからしてーーー



一定の期間を越えれば、契約が自動的に解消されます』


なーんだっ。へぇ。一生キョウの花嫁なんだと思って……てっ、ちょっと待って私!!



まるで、まんざらでもないみたいじゃないーーー


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