侍ヴァンパイア
『…それはそうなのですが…。

現王には3人のお子様がおりまして、、、

それぞれ、実に強力な魔力を持っておいでです、、、ですが、、、

昔から仲が非常に悪く、、、

とても一筋縄ではいかないかと思われます…』


何か知んねーけど、大変だなーーー魔王


「せっかくの兄弟なのにね…」


『余りの兄弟の不仲故、他の魔族共もそれに乗じて成り上がろうと躍起になっておりますーーー』

「そっかぁ、、、」

『我輩はーーー
その様な危険な場所に、、、
ゆうな様を行かせとうありません!!』

今にも泣きそうなエロ狐が、更にちっさく見えた、、、



「レオは…やっぱり優しいね」


『貴女は、か弱き人間。
そして、、、


キョウ殿の本当の花嫁ではありません!!』


ゆうなはそっとエロ狐を抱き寄せるーーー


『いつ…
契約が切れるのかも分からない、不安定な身体なのに…



それでも、危険を承知で行くと言うのですか?』


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