生きた証
私は傷つける。

そしてまたリストカットの繰り返し。
親は私のことを放棄。

ご飯も作ってくれない。
話もしない。

まるで私がいないかのように生活していた。

どうしたらいいかわからなくなった。
そして、暴れた。狂った。

「ああああぁぁぁああああっ!!!!!」

私の中にいた、黒い獣の唸り声。
そして必死にカッターで腕を切る。

誰も、誰も助けてくれない。
助けなんかいらない!
私は一人で生きていく!!!!!

カッターを獣から奪った代償は大きかった。
もはや、私ではない。

そのあとの記憶は……覚えてない。
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