生きた証
もう一度。

給食


「私、学校行く」
理不尽な言葉遣いだが、母には通じたようだ。

「好きにすれば」と、
そっけなく答える。

でもね、私、見たんだ。
ちょっとだけ、笑ってた。
口角が上がっていたのを目に焼き付けた。

そして久しぶりの学校。
私は一番後ろの席だから、誰も気づかない。

でも、おかしい。
私の給食、ないよ?
ねぇ、どうして??

あ、一番後ろだから忘れられちゃったのかな?
私の給食……

取りにいこうと思って立ち上がった。

「あら、山本さん。来てたの?」

え……
先生まで気づかなかったの?
嘘でしょ?

私、朝からいたよ?
頑張って学校来たよ?


なのに、そんな仕打ちあんまりだ。
< 23 / 32 >

この作品をシェア

pagetop