私の隣の幽霊くん。
「…本当。明日お通夜だよ」
私がそう言うと、桜はその場に崩れ落ちる。
「そんなぁ…。桜、那央くんがいるからお姉ちゃんの高校受けようと思ったのにぃ…っ。嘘じゃなかったんだぁ…」
肩を落とし、下を向きながら静かに呟く桜。
私でも今日知った辻谷那央の死を、他校のそれも年下の妹が知っているなんてネットワークの怖さを思い知る。
きっとこの地区に住んでいる人のSNSではこの話題で持ちきりだろう。
ある意味同情するわ、辻谷那央…。