妄想ガールの王子様
妄想ガール
夏の日差しがまぶしい朝。

わたしはいつもの様に家を出て学校に向かう。

通学途中に工事現場がある。そこで働く爽やかなお兄さん。

日に焼けた肌に額に浮かぶ汗。

そして人の良さそうな笑顔。

「はぁ……今日もかっこいいな」

わたしは遠くからお兄さんを見つめてにんまり笑う。
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