甘い彼に満たされて




罵声と共に拳が顔に迫ってきた。



「………っ」



また殴られるっ…そう思い、衝撃を覚悟して目をつぶった。



そのとき。



「汚ねぇ手で触ってんじゃねえよ。」



衝撃の代わりに耳に入ってきたのは、












学校1のイケメン、隼実悠也の冷たい声と。


「ぐぅ…」


不良の呻き声だった。




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