サンドリヨンは微笑まない
ジュンビは追いつかない


遼を怒らせたまま迎える二学期。

課題はなんとか終わり、始業式に出ると今更ながらクラスメートがあたしを見てザワザワしていた。

一応一学期だって途中からだけどちゃんと学校来てたんだけどなあ。

やはり留年だからっていって侮ってはいけないんだと知る。


「網島さん、雑誌載ったからみんな気になってるんでしょう」


伊月さんが後ろの席でそう言った。


「え?」

「あと、お姉ちゃんがモデルやってるの、面倒くさいから学校では言わないで」

「あ、うん」


そっか、雑誌…。

少し俯く。



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