約束を。
(…なんで舌打ち?変な人を見るような目でなくて?)
びっくりしたと同時に少しむかついた。
(私、別に舌打ちされるようなことしてないと思うんだけど…!)
私の頭は混乱していた。
『あっ』
気づいて前を見てみるとあのイケメンはもういなかった。
(そういえばあの人いったい何でここにいたんだろう。こんな時間に…)
『―っていうか、始めは私だったとしても、舌打ちはないよね?!』
しかも私の顔をまっすぐ見ながらされたし!
いくら私が可愛くないからって…
ホント失礼! いくらかっこよくでももう会いたくない!
『まぁ、顔をガン見しちゃゃたのは悪かったけど!』
ホント最悪… いいものは見れたけど。
ホント、やっぱあの人顔だけは整ってたなぁ。まだしゃべってもいないけど。