意地悪な王子様
第一章 時計の針

慌ただしい一日

「あ〜も〜!!全ッッ然分かってないんだからぁ−!!」


「お前の教え方がわりぃんだろ!!もっと優しく教えろよ」


なんて弟の波木(ナミキ。中2)と喧嘩してます。
私達は頭の良さは正反対。
私は凄く良いのに、波木は凄く悪い。


今、懸命に勉強教えてやってるのに分からず屋だから、ってか私の教え方が悪い為、全くと言って良い程、進んでいません。


「はいはい。すみませんね!ってか、お前って言ったから教えてやんねぇー」


「俺だってお前になんか一生教えて貰わねぇから」


なんて言いながら、二人別々の部屋に行く。


私は自分の部屋へ。
波木はコンピューターがある、お父さんの部屋へ。
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