youth!!


「それで‥急いで追いかけてきて私のこと止めようとしてくれたの?」

「‥そうだけど。」
すねたような清水。

「ふふっ、はははっ!もうほんとおかしい!!」

清水は手を放す。

「ほらよ。言いたいこといえよ。叫びにきたんだろ?」

「あっ!そうそう!‥海くんのばーかっ!!むかつくー!!ありえなーい!!」

できるだけ大声で叫んだ。

やっぱり少しスッキリした。

「ごめんっ!戻ろっかー‥」
と、歩きだしたその時。

「うわっ!」
急な足元のへこみ。
結構水が深いところだから下は見えない。

思わず隣の清水をつかんでしまう。
そんなバランスを崩した私を支えようとする清水。

が、しかし‥

ばっしゃーん!!

結局2人してバランスを崩して水の中に。
私は清水にだきついたまま倒れこむ。
「わ!ごめん!」
顔が近すぎて驚いて飛び退く。

尻餅をついたまま服をみてため息をつく清水。
「ったく‥びしょ濡れじゃん。」

「ごめん‥」



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