youth!!


「あ、私はね、ギリギリ南側。」
そう言うと海くんは笑ってくれる。

「そっかー、惜しかったなー。」

私たちは海岸を歩いて、さっきの集合地点に戻ると、そこでわかれた。



多分この時すでに私は、海くんに恋をしていたんだと思う。

でもこの時は、まだそれが恋のドキドキなのか好きのドキドキなのかそれとも夏の魔法なのかもよくわからなかった。


とりあえず学校行ったら皆に話さなきゃ!!
心がなんだか浮かれているのがわかる。

私は家に軽い足どりで家まで帰った。
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