俺のもんだろ Ⅲ
「美夜?」
そう名前を呼ばれて、振り返ると
玲奈ちゃんが立っていた。
「悠雅くんに、美夜について行って欲しいって 言われたんだけどどこに行くの?」
玲奈ちゃんにそう聞かれて、あたしは
「すぐそこでやってる、サーフィン大会に行こうと思って」
と答える。
「へぇ、美夜、サーフィンなんて興味あったの?」
玲奈ちゃんは首をかしげながらそういった。
「見るのは初めてなんだけど、斗李くんがでるみたいなの
そう言うと
「斗李って、あの双子の?」
と聞かれて、私はこくりと頷いた。
「何でいるって知ってるの?」
「昨日会って、来てねって言われたの」
その言葉を聞いて、玲奈ちゃんはちょっと
考えるような顔をした後
「それ、悠雅君にあんまり言わない方がいいと思うわよ」
とだけ言った。