俺様彼氏と女王様。
こんな確執のある中での撮影…。



ぶっちゃけヤダ。



「おはようございます蓮さん。」

「おぅ。最近絶好調らしいなニーナ。」

「はい。この位置は誰にも譲る気はありませんもん。」



蓮さんだ…。



きっとあたしがニーナさんを抜きたいって言ったから見に来てくれたんだ。



「よぉNene。」

「お久しぶりです蓮さん。」

「で?その後どう?」

「まぁまぁですね。でもすぐに上がりますよ。絶対あの人には負けない。」

「ま、頑張れ。」



蓮さん、あたしの本気度見ててね?



娘としてじゃなく、一人のモデルとして見てて。



頑張っちゃうからね!!



「よかった。」

「本当ですか!?」

「あぁ。このまま行け。」

「はい!!」



よしっ!!



蓮さんにも褒められて更にやる気!!



ニーナさんに何か日向は絶対渡さない!!



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