俺様彼氏と女王様。
可哀相過ぎる。



イジメみたいなもんだ…。



「でもすげぇわアイツ。」

「えっ!?」

「お前みたいだった。全く動じてないっつーか、堂々とイイ顔しちゃってた。」



ウソだろ…。



寧音にそんな…。



イヤ、寧音ならやりかねない。



あの女は肝が据わり過ぎだ。



「俺の彼女だからな。」

「そうだな…。タイシ達も軽くビビってたから。ま、俺は影で見てただけだけどな。」

「寧音に会いてぇ…。」



マジで会いてぇよ…。



寝てる場合じゃねぇだろ。



寧音がそれだけ頑張ってんのに…。



「明日退院だ。」

「マジ!?」

「あぁ。自宅療養でイイって。さっき聞いてきた。でも通院しろとさ。」



家に帰れる…。



寧音に会える!!



最高に褒めてやるんだ!!



そしていっぱい謝る。



早く帰りてぇ!!



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