おかしな二人
窺うようにもう一度見ると、うむ、というように水上さんが頷く。
やったー。
お許しが出ましたよぉ。
うっしっしっ。
金目、金目。
「じゃあ、金目の煮付けお願いします」
ニコニコ顔のあたし。
「あと、適当に頼むわ」
水上さんにいわれ、おじさんがあいよ。と頷き部屋を出て行く。
金目にウキウキしながらお絞りで手を拭き、お茶をすすると目の前の水上さんと目が合った。
じぃーっとこちらを見ている。