ラブ&コメ
「えっ?変な男?」

冷蔵庫から牛乳を取り出し、コップに注ぎ答えた。



「そうよ。なんか、右頬に傷つけた変な男よ。」



「右頬に傷つけた変な男?…ねぇ。」


頭にハテナを浮かべながら、ゆっくり口に牛乳を注ぎ込んだ。


(右頬?傷?)


「ブー!!」



口に含んでいた牛乳が、勢いよくお母さんに向かって飛び出した。


「コラ!スミレ!」

お母さんの黒い髪が、白髪っぽく白に染まる。
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