DL♥ロマンティックに抱きしめて。

ふと感じた強い温もり。

それに目を向ければ、俺の握った手を彼女の両手が強く包み込んでいた。






「…せんせ…?」





そう口にして、彼女がゆっくりと俺に目を向ける。



そして…





「…お母さんの事…



あんなにも、考えてくれる人が







…先生で…良かった。」






そう言って、また一粒涙を頬に流した。

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