DL♥ロマンティックに抱きしめて。

もちろん、結果を知るまでは不安は消えそうにないけど、それでも一人で今日を迎えていたら随分違っていたんじゃないかな。

そんな私の言葉に先生が一瞬きょとんと目を丸くする。
けれどもその表情はすぐに違う笑みに変わっていた。


「何言ってるんだ。それじゃ、今日でお別れみたいに聞こえるからやめてくれ。…くみを手放すつもりは更々無いよ。」


!!!?


私の言いたい事を理解しているはずなのに、そう意地悪そうな笑みを浮かべる先生。
頬に熱を感じ、慌てて視線を逸らした。


「もうっ!」

「ハハハハハ!」


そんな私の頭にまるで子供をあやす様に再度ポンポンッと手を乗せる先生。
その姿に、やっぱり意地悪だと感じてしまうけれど、くすぐったい気持ちの方が心を掴んで離さない。


「もう一度言う?」

「えっ?」


子供のような笑顔から一変、目の前の先程とは違うどこか色気を含むその笑みに胸の奥がギュッと熱くなる。

そして、私の頭の後ろ髪に手を差し入れ、グッとその距離を縮めた。


!??

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