DL♥ロマンティックに抱きしめて。
尚も変わらず、私のお弁当を突付く彼女の態度からして、多分冗談で言ったのでは無いだろうけど。
その予想外の一言に目の前の”?”が増え、瞬きを何度も繰り返してしまう。
「ト…トキメキって……。」
「ん?本当の事よ?大勢いるドクターもほぼ若い人ばかりだし、そうじゃなくても、イケメン。一般の歯科医院と違って1人のドクターに個人的に教わる率も高くなるし、ときめかない方がおかしいぐらいよ。」
「あ~。あの時期に戻りたいなぁ。」なんて付け加えて、目の前に両手を合わせる彼女の仕草からはピンク色のオーラがムンムン。
1人のドクターに個人的に教わる率?
確か、大学病院へは2人で1班のグループが合計3班で実習する事になっていたはず。
という事は、6人をそれぞれ一人一人担当できる程の数だけドクターがいて、その担当ドクターに細かく指導して頂く期間が続くというわけで。
「あ!」
色々考え込んでる私の目の前に、グイッと人差し指が見えたかと思うと、
「コレだけは注意!絶対に学校側にドクターとの個人的な関係はバレちゃダメだからね!もしバレちゃった場合は、退学になるらしいからソレだけは気をつけて。先輩方過去に数人あったみたいだし。」
「えぇ!?だ…大丈夫だよ!私、見た目こんなだし、そんな個人的な関係なんて絶対に無いから。」
「そんなの分かんないじゃない~。男ってね、くみみたいな小さなか弱いのが大ツボだったりするんだから。」
大ツボって……。
ケラケラ笑うリサにふと気になった疑問を問いかけてみる。
「…リサはどうだったの?」
「どうって?」
「ドクターと、個人的な関係何かあったりした……………え?」