DL♥ロマンティックに抱きしめて。


「ん?」


彼女の声を耳にしながら目の前にあるカップ麺の乾燥している具をその上へ出している時。

その声の続きが無い事に不思議に思い、彼女に目をやると、
目を何度もパチパチさせてる。


―…え?


「せ…先生、お昼カップ麺ですか?」

「え…うん。あぁ。大丈夫大丈夫!これでも、泊まりじゃない時は美味しいもの食べてるから。」


こう見えても、一応医者だ。

普段使い道が無い金は一方的に溜まっていくだけで。

そう少し自慢げに返せば、少し曇る目の前の表情。





「そ…そうですよね。



家に帰れば美味しいお料理…

ありますもんね。」







―…え?



家?



美味しい



お料理?




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