素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「美優……」
あたしを呼ぶその声すら、火照った身体を刺激する。
甘い吐息が混ざりあって、もっとずっとこうしていたくて。
それなのに、隼人は何だか苦しそうで。
あたしを抱きしめたまま震えている。
こんな余裕のない隼人、初めて見た。
「隼人……」
愛しいその名を呼ぶ。
その瞬間、隼人はあたしの身体を抱きしめたまま、硬直した。
隼人の身体からは、あり得ないほど速い鼓動が聞こえてきて。
呼吸も止まってしまうのではないかってほど苦しそうで。
汗ばむその身体を、再びぎゅっと抱きしめた。