素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「美優?」
ソファーから眠そうな隼人の声が聞こえ、黒い影が揺れた。
あたしは急いで布団を被り、顔だけを出す。
「美優、大丈夫だった?」
隼人は起き上がり、心配そうな顔であたしに近付く。
いつもより少しだけ眠そうで、少しだけ付いている寝癖がたまらなく愛しい。
だけど……
共に一夜を過ごした後なのに、隼人はどうしてソファーにいるのだろう。
それって……
それってやっぱり……