素敵彼氏の裏の顔【番外編】
「隼人、いいの?」
翼がいなくなったあと、相変わらず困った顔をしている隼人に聞く。
隼人はもう過去を隠したりはしないが、翼の注文はいくらなんでも無茶だろう。
そう思ったのだが……
「翼、可哀想だったよね」
酷く友達に同情してしまう隼人。
無茶ぶりなんて、まるで気にしていない様子だ。
最近分かってきたことだが、隼人は弱い者にとことん優しい。
まさしく正義の味方だ。
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