ラブ♡スリップ
部屋に戻ると、ニヤニヤして待っている零。
「王子様に惚れちゃったー?」
「惚れてないです!」
「えぇ、あの感じはいいオーラ出まくってたけどね?」
「お友達ですよ、お友達」
「ふーん」
「あの、零…?」
「ほら、座って。
メイクとか落とすから」
言われるがままにわたしは椅子に座る。
そして、メイクを落としてもらって髪の毛も解いてもらった。
「さっきね、白雪が顔を出したんだよ」
「えっ?」