ラブ♡スリップ
「魔女のことか?」
「ええ。あの子も被害にあってるみたい。
まぁ、王子様が助けてくれたみたいだけど?」
「そうか…。
早めに事を済ませないともっと大きな被害が出そうだな」
「ええ、同じ考えよ」
白雪姫はまた城を見た。
城を、というよりかは魔女の塔を。
「2人の邪魔はしないでほしい…」
そう、白雪姫はつぶやいて背を向けた。
「急ぎましょう」
「そうだな」
2人の姿は城下から消えていった。