愛するということ。
「え……えぇ!?」
突然の一言に、戸惑いを隠せないあたし。
上原くんはあたしの肩を放して、嬉しそうな表情のまま、倉庫の入り口へと向かう。
な、何なんだろう、今の……。
その場で後ろ姿を見つめていたら、上原くんがくるりと顔をこっちに向けた。
「帰ろう、大村さん。待っていてくれたお礼に、家まで送るよ。」
あ、気を遣ってくれたのかな…。
窓から眺めてみれば、外はすでに薄暗い。
あたしは、上原くんの隣まで駆けていき、並んで帰路を歩き始めた。
