。。涙の温度。。
。。重ならない想い。。


その後の授業も先生の話はまったく耳に入らなかった。



時折、颯と渚が私の様子を心配して声をかけてくれた。

二人の気遣いが凄く温かい。



私は「大丈夫」とだけ言い、真紀とのことは話さなかった。



段々と近付いてゆく放課後までの時間。


行くか行かないかはもう決めている。



真紀は私を恨んでいる、このことは分かった。


何かされるかもしれない‥

けれど、行かなければ前に進めない気がするんだ。
< 58 / 131 >

この作品をシェア

pagetop