先輩と私を繋ぐもの
給食も無事食べ終わり、
午後の授業も終わった。




「夢ー!一緒に帰ろう!」




「あー!ごめん!優斗と帰る約束しちゃった」




「そっか!いーよ。大丈夫。また明日ね!」




夢に手を振って、教室を出た。




「はーあ。ひとりか」




俯きながら歩いていた。
すると・・・




〝ドンっ〟




誰かにぶつかった。




「あ、すいません!」




と言って私は顔を上げた。
そこにいたのは・・・




「全然!それより大丈夫?」




と心配そうに私の顔を覗き込んできた
裕人先輩だった。




「ぁ、大丈夫っですっ。」




「そっか。良かった。
 あ、もしかしてひとりで帰るの?」




「はい。」




「じゃ、一緒に帰ろっか!」




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