不器用少女と一途な少年

*それでも君は




―――







「今日はありがとーな!」








真城はにこやかにいう。






辺りは暗くなりはじめていた。







「ううん。ウチも楽しかったよ」








そういって軽く微笑む。







「なら良かった!」









嬉しそうに笑う真城。





その笑顔にドキッとしてしまう。








< 97 / 341 >

この作品をシェア

pagetop