流れ星になったクドリャフカ〜宇宙で死んだ小犬の実話〜

「ミラン、くん?」


 いや、違う。

 僕を呼ぶのは地獄の穴なんかじゃない。


「ユリヤさん……」

「どうしたの? ミランくんも眠れない?」


 扉の前から立ち上がったのは、いつもの白衣ではなく黒い私服を着たユリヤさんだった。


「こんなところにうずくまって、どうしたんです?」

「なんだか、落ち着けなくって……デジクとツガンの様子を見に来たの」

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